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人材育成|自己基盤を整える ~好循環の仕組みを持つ~

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人材育成|自己基盤を整える ~好循環の仕組みを持つ~

人材育成|自己基盤を整える ~好循環の仕組みを持つ~

2023/09/07

入社したての新人さんや自分の力を発揮できず停滞ぎみの中堅社員にぜひ内省してもらいたいのが自己基盤であり、今まで「身軽になる」「自己認識を高める」の2回取り上げてきました。今回は3回目の「好循環の仕組みを持つ」をご紹介します。

 

 

ルーティン化する

元メジャーリーガーのイチロー選手のバッターボックスに入ってからの動きはいつも決まった動作でした。それは偶然ではなく本人が意識して行っている動作であり、それによってどんな状況においても平常心を保ち、高いパフォーマンスを発揮していましたし、元ラグビー日本代表の五郎丸選手もボールをキックするときの独特の手の動きも同じ効果がありました。これらはルーティンと一般的に呼ばれ、今では自分のモーニングルーティンやナイトルーティンを動画でアップされている人もいます。

 

高いパフォーマンスを発揮するために行なわれるルーティンはアスリートに限らず、ビジネスワーカーでも大いに活用するメリットがあります。ルーティンの動作や動きの流れは、人にも寄りますが自分が高いパフォーマンスを発揮したときを振り返り、その直前あるいはその朝や前日などにしていたことを取り入れルーティンにしていくことが少なくないでしょう。余談ですがフルマラソンを年に5本前後走る私も、いい記録を出したときの調整方法や当日の食事やウォーミングアップの時間・メニューをルーティン化しています。

 

朝・夜決まった時間に寝て起きてをすることもルーティンの1つであり、それは生体リズムを正常に保つ意味で心身の健康維持に大切なことです。高いパフォーマンスを発揮している人はたいてい規則正しい生活を送っています。そして起床してから寝るまでをどう過ごすのかもできる限りルーティンにしているはずです。そのメリットは、人間の脳は変化を嫌い、ルーティン化、自動化された動きの方がストレスなくスムーズに物事を進めていくことができます。またそのルーティンが自分の成功体験に基づいたものであれば、ゲン担ぎになりポジティブなイメージを作り出すことができます。

 

 

2つのやる気スイッチ

塾のテレビCMでよく耳にした「やる気スイッチ君のはどこにあるんだろう~♪」というフレーズ。実はやる気というものは2種類あります。

 

1)テンション

瞬間的、短期的、感情的なものでその時々の気分のようなものであり、時間的ゆとりや体調によって左右されます。ちょっとした出来事でテンションが上がったり下がったりもします。元気があるかないか聞かれたときに私たちがパッと答えているのはおそらくこのテンションでしょう。

 

2)モチベーション

何のためにそれをやるかという目的や動機づけであり、継続的・理性的なものです。また、動機づけにも外的動機づけと内的動機づけの2種類があります。会社の事業計画や給料、上司から与えられる目標や評価は外的動機づけであり、自分自身がこれをやり遂げたい、達成したいと心底思えたり、それをやることの意味が腹落ちして主体的になれるものが内的動機づけです。

 

やる気があるかないかを見る場合、この2つを分けて見ていくといいでしょう。

 

やる気スイッチは自分にしか押せないスイッチと周りの人が押してくれるスイッチがあります。

 

上司や周りが押すやる気スイッチ

私が以前働いていた会社では、朝礼から気分が下がるようなネガティブな注意の仕方をほぼ毎日するような所属長がいました。また、隣の部署ですが部下がミスすると周りに聞こえる位の怒鳴り声を長々としていた課長がいました。こういう指導の仕方は暗いムードになり、テンションが下がるものです。要は職場の雰囲気・ムードは上司次第のところが大いにあり、それによって部下のパフォーマンスも変わるものです。

 

その他にコーチングでよく行う”承認”というものがあり、存在そのものを認めたりちょっとした変化に気づいたらそれを本人に伝える行為のことを言います。仕事を任せたり、部下の意見を聞いたり、「いつもがんばってくれて助かっているよ」という感謝や労いの言葉もそうです。上司が部下に何か伝えるときは何かうまくいっていないときが多く、順調に仕事が進んでいるときは口出しをしなければ、何もしなくても大丈夫という過信をしているものです。でも実は部下は「このままで大丈夫なのだろうか?」「ほんとはもっと高いレベルを期待しているじゃないだろうか?」と不安を抱いたり自信を持てなかったりします。なので、何もないときでも「いいね~、その調子でいこうな!」と一声かけてあげましょう。それだけで部下は「よし、がんばろう!」とやる気スイッチがONになるものです。

 

自分が押すやる気スイッチ

テンションを上げるなら自分の好きな音楽を聴きながら通勤するとか、お気に入りのお店でランチをするとか、この人としゃべれば元気をもらえそうと思える人がいれば自分から誘ってその人に会うということができます。また先述のルーティンもここの該当します。メンタルが落ちそうになるときは気分転換ができるものをできるだけ多く用意しておくといいでしょう。

 

モチベーションを保ちたいなら、自分の目の前の目標だけでなくその先の目標やビジョンを持ち、アクションプランを具体化し取り組んでいくことが1つです。がんばったご褒美(例:3か月後に旅行に行く、欲しかったバッグを買う)を用意するのもいいでしょう。目標達成の道のりが自分一人では難しければコーチをつけるというのもありです。コーチはゴールまで伴走してくれます。コーチングは行動継続のルーティンにもなりますし、やる気スイッチがONになりやすくなります。

 

 

弊社では企業の人材育成はもちろん、パーソナルコーチング(個人契約)も承っていますので、お気軽にご相談ください。

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