【事例】2023年度から健康経営に取り組み始めた製造業（愛知県豊明市）

愛知県豊明市のある製造業の会社が2023年度から健康経営に取り組むことになり、昨年から健康経営エキスパートアドバイザーと健康管理士として準備を進めてきました。

それがようやくキックオフし、社内で健康セミナーをさせてもらいました。また健康経営担当者から1年間のアクションプランや目標についても発表があり、これからが楽しみです。

キックオフまでの準備

社長が健康経営に取り組もうと思われてから、毎月少なくとも1回は社長と健康経営担当者と打合せを行い、まずは従業員の健康づくりアンケートを実施し、どのくらい健康に関心があり、自分自身のいまの健康状態をどう捉えているのか、普段どんな運動を行っているかなどを調査しました。

取り組みテーマ

アンケート結果を参考にしながら、社長が考える理想の姿を基に取り組みテーマを選びました。

・全従業員と家族の受診
・メンタルヘルス対策
・長時間労働への対策
・運動機会の促進

運動をしたくてもなかなか運動する時間がないという声もあり、長時間労働への対策としては「有休消化率アップ」と以前はあった「ノー残業デー」の復活に取り組むことになりました。また、運動不足解消と仕事の生産性向上を狙いに「全部署でのラジオ体操の実施（1日2回）」とウォーキングアプリを使った「ウォーキングの習慣化」、さらに今回を機にゴルフサークルとマラソンサークルといった「サークル活動」、ノー残業デーでの「イベント開催」もアクションプランに組み込まれました。
 

一部の従業員と社長はアンケート調査実施後から健康意識が高まりジムに通ったりジョギングをするようになるなど行動変容があり、それが社内に少しずつ浸透し始めています。このキックオフを機に健康に関心がない人や運動が苦手な人も日常生活の中で少しでも意識し、「ちょっと歩いてみよう」と思ったり仲間を募ってスポーツをするなど従業員同士のコミュニケーションもより活発になると体だけでなく心もいい状態になり、ワークエンゲージメントが高まることが期待されます。

今後弊社は月1回訪問し、進捗状況の確認や問題点の抽出、アクションプランの更新する他、社外相談窓口も兼任し心身の健康に限らず仕事を通じて困ったことなど気軽に何でも話せる機会を提供し従業員の皆さんのサポートもしていきます。