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リーダー育成|侍ジャパンから学ぶ信頼関係に必要な要素

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リーダー育成|侍ジャパンから学ぶ信頼関係に必要な要素

リーダー育成|侍ジャパンから学ぶ信頼関係に必要な要素

2023/03/30

2023年ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)が先週幕を閉じました。野球ファンでなくても侍ジャパンが勝ち進むごとに魅了され、目が離せなくなっていたかと思います。栗山監督の采配と選手たちが持っている力以上のものを発揮した攻守によって14年ぶりの優勝を果たしたわけですが、侍ジャパンという1つのチームから企業組織・チームの在り方のヒントが多くあります。

 

キャプテンを置かない

今回の侍ジャパンの大きな特徴は、キャプテンを置かなかったことです。2月中旬の強化合宿中にインタビューを受けた栗山監督はこう答えました。「ベテラン選手と話したところ”必要ない”という意見が多かった。。。ただ、その後、キャプテンを置くメリットについても耳にした。だから。3月のWBCに向け、どうするか、選手たちの意見を聞きながら決める」と。その結果なのか栗山監督はあえてキャプテンを置かないことを選択しました。

 

「チームが勝つために必要なものは全員が行動し、全員が話をし、全員が引っ張ってもらいたい」と“全員キャプテン”の意図をがあったわけです。

 

サーバント・リーダーシップ

これは選手たちが受け身ではなく能動的、主体的に自ら考え、アイデアを出し合い、ときにリーダーシップを、ときにフォロワーシップを発揮するようなチームになるよう選手たちがやりやすい環境づくりやサポートに栗山監督は務めました。つまりサーバント・リーダーシップです。サーバントとは英語で召使いという意味で、組織に奉仕したりメンバーをサポートするリーダーシップのスタイルのことを言います。

侍ジャパンに招集された選手はプロ野球選手として日米それぞれで活躍し結果を出している一流のアスリートです。そこで監督がやれるのは各々が高いパフォーマンスを発揮できる状態であり、物理的なことだけでなく技術的なこと、精神的なことなど気がかりなことがあれば、何でも話し合える関係性や雰囲気づくりです。そんな監督であれば、選手たちも自然と「栗山監督のためにチームに貢献し何が何でも優勝するぞ!」というモチベーションが上がるはずです。

 

信頼関係に必要な要素

栗山監督と選手たちとの信頼関係は試合中の大事な局面で何度か垣間見ることができましたが、信頼度の高いチームはそうでないチームと比べて、エネルギーレベルと幸福度が高く、パフォーマンスが高いとされています。組織内で信頼関係を築く8つの要素があります。

 

<信頼関係を築く8つの要素>

・喝采…優れている人を評価する

・期待…期待し、挑戦させる

・委任…広い心を持ち他の人に任せる

・委譲…仕事を自己管理できるようにする

・オープン化…情報を広く共有する

・思いやり…意識的に関係を構築する

・投資…全人的な成長を促す

・自然体…ありのままの自分をさらけ出す

 

これらの要素を見ると、多くの人がイメージしやすい”俺についてこい”的なものや権力で人を動かすというものではありません。メンバーや部下を信じてやりたいようにやらせてみたり、やりたい気にさせる働きかけで心を動かして人を自ずと動かす栗山監督のスタイルに当てはまります。

コーチングスキルの1つに承認というものがあります。信頼関係を築く8つの要素はどれも存在承認であり、その行為は「私のことを認めてくれているんだ」と相手が感じとることができます。褒めるのは結果が出ないと褒められませんが、存在承認は意識すれば一日何回でもできます。自分が周りからしてもらってうれしいことを相手にすればいいのです。

 

 

リーダーシップやチームビルディングを難しく考える必要はありません。日常のコミュニケーションで自分が少し意識するだけで相手が自然と変わっていくものです。部下やチーム内の信頼関係を築きたいとお考えの方はコーチングを軸とした各種プログラムがございますので、お気軽にコーチングサプリへご相談ください。

 

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