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職場の人間関係|非言語のコミュニケーションを意識する

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職場の人間関係|非言語のコミュニケーションを意識する

職場の人間関係|非言語のコミュニケーションを意識する

2023/04/13

職場の人間関係を円滑にしていく試みとして、一緒に昼食をとる、仕事帰りに飲みに行く、イベントを開催する、あるいはコミュニケーションやチームビルディングなどの研修を行うなどがあります。また、最近は”コミュニケ―ション能力”という言葉だけでなく”コミュ障”という言葉を聞きます。ちなみにコミュ障とは、人と話そうとすると緊張して上手くいかなかったり、相手の意見を聞くことができず一方的に話してしまったりする人のことらしいです。仕事でいろんな職場に伺うと、若い社員だけでなく社長さんからも「私、コミュ障なので…」という言葉を聞くことがあって驚くこともあります。コミュ障は病気ではありません。まして同僚や部下とコミュニケーションがとれないことをその言葉で片付けてはいけません。意識して人と関わることを心がければ、周りの人と円滑なコミュニケーションができ、信頼関係が築けるようになります。では、何を意識すればいいか? 今回おすすめするのは、すぐ実践できる非言語的コミュニケーションです。
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言語的コミュニケーションと非言語的コミュニケーション

コミュニケーションは媒体が介在しますが、言語によるコミュニケーションを言語的コミュニケーションと呼びます。言葉は私たちの意思伝達の上で欠かせないものであり、共通の言葉によるコミュニケーションによって情報を正確に伝え、かつ受け取ることができます。言語的コミュニケーションには、話し言葉だけでなく、メモや文書、メールによるもの、電話によるもの、そして最近多くなったオンラインでパソコンのスクリーン越しでのコミュニケーションも含まれます。

例えば、「誰々から何時に電話があった」という事実を伝言するだけならメモで充分です。書類や細かい事項を伝え合う際には、メールで文字に残る方が便利です。しかし、言葉は時に、人によってさまざまな意味を持ちます。それゆえ、言葉だけでは意味の解読に際して、誤解が生じることも多くあります。

 

ある心理学の実験では、実際の対面コミュニケーションとコンピューターコミュニケーション(メールやオンライン)を比較し、それぞれの状況における自己意識の調査を行いました。自己意識とは「自分自身をどのように考えているか」という概念です。自己意識は私的自己意識(自分の感情や動機など本人のみが体験しうる自己の側面に関して、自分自身が捉えている自分の内面的な部分に対する意識)と公的自己意識(属性や容姿など他人から観察可能な自己の側面に関して他者から評価される自分の外面的な部分に対する意識)に分かれます。

結果は、対面コミュニケーションに比べて、コンピューターコミュニケーションの方が「私的自己意識が高く、公的自己意識は低く」評定されました。つまり、パソコン越しでコミュニケーションをとると、他人に見られているという意識は薄れ、逆に自分自身の感情に素直になりやすいということがわかりました。目の前に人がいないというコミュニケーション状況は、他人の目という束縛から離れて、本来の自分の性格・感情に正直に行動しやすくなるようです。

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特に部下とのコミュニケーションに関しては、メールやLINEなどのSNSでのやりとりが多い現在、メールによるコミュニケーションは「相手がより主観的で感情に正直になっている状態」であることを認識して発信を心がける必要があります。

 

非言語的コミュニケーション

アメリカの心理学者アルバート・メラビアンは、コミュニケーションを構成する3要素を視覚情報、聴覚情報、言語情報と設定し、これらの内どれが最もコミュニケーションに影響を与えているかを調べました。その結果、視覚情報(顔の表情)55%、聴覚情報(声の調子)38%、言語情報(単語)7%とう割合が導き出されました。すなわち、言葉の内容よりも顔の表情や声の調子の割合が導き出されました。すなわち、言葉の内容よりも顔の表情や声の調子の方が重要で、言語の持つ重要性はほんのわずかだということです。

 

非言語的コミュニケーションは、部下を捉える際にも重要なチャネルになるのと同時に、部下も上司の非言語コミュニケーションに影響を受けているといえます。コミュニケーション際、下記の非言語的コミュニケーションにも注意を払うことで、部下の安心感や親近感を得ることができ、スムーズなやりとりに寄与することができます。

 

<非言語的コミュニケーションの種類​>

1)動作行動:姿勢・態度、顔の表情、微笑み、目の動き(アイコンタクト)身振り手振り、ジェスチャーなど

2)接触行動:握手、片をポンと叩くなどのボディータッチ(とくに異性に対しては要注意)

3)身体特徴:体格や体型あるいは全体的容姿の魅力、または体臭、頭髪、皮膚の色なども含まれる

4)準言語:話し方、声の質(高さ、声量、リズム、テンポ)、相づち、沈黙、あくび、咳払いなど

5)空間行動:相手がどのくらい近づき、どの向きや方向に立つか、また座席、位置の取り方や配置の仕方など

6)人工物:人間が身体にまとっている衣服や香水、化粧、メガネなど

7)環境要因:直接的ではないが人間関係に影響を与えるものとして建築様式、室内装飾、照明、色、騒音、音楽など

 

 

職場の人間関係と仕事をスムーズにするためのコミュニケーションの研修や部下を動かすコミュニケーションを実践するコーチングを受けたい企業さまは弊社にご相談ください。​​​​​

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