この健康経営コラムでは29回にわたって健康経営のすすめを
健康経営エキスパートアドバイザーとしてお伝えしてきました。

今回からは社員のメンタルに焦点を当てて組織がやるべき
メンタルヘルス・マネジメントについてご紹介していこうと思います。


メンタルヘルスと聞くと、
マイナスな重たいイメージを持たれる人もいるかもしれませんし、
従業員50人以上の企業で義務付けられている「ストレスチェック」も
個人の問題や性格だけに焦点を当てるだけで
組織的に改善していこうという動きが見られない点も、
組織のメンタルヘルスについて誤解されている部分があるような気がします。

組織的にメンタルヘルスをマネジメントするということは、
モチベーションのマネジメントでもあり、
多くの組織が課題とする生産性やパフォーマンスの向上に直結するものです。


健康経営優良法人2021（中小企業法人部門）の認定要件で見てみると、
「メンタルヘルス対策」メンタルヘルス不調者への対応に関する取り組み　
だけでなく、
「ワークライフバランスの推進」適切な働き方実現に向けた取り組み
「職場の活性化」コミュニケーションの促進に向けた取り組み
「過重労働対策」長時間労働者への対応に関する取り組み
が心の健康と関連します。

それにも関わらず、メンタルヘルス・マネジメントに企業側が
関心が低いように私はいろんな企業に携わっている中で感じています。

メンタルヘルスは個人の問題ではなく組織の問題であり、
これを意識して取り組むことで、
大事な従業員のワークエンゲージメントを高め、
結果としていい人材の確保、生産性向上、利益向上という
いい経営サイクルができていきます。


以上のことから、これからは新シリーズとして
メンタルヘルス・マネジメントについて
メンタルヘルス・マネジメント検定Ⅰ種（マスター）を持っている
私がご紹介していきます。

どうぞお楽しみに。



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