用途・目的に合わせた電話、オンライン、対面の使い分け
2023/03/09
あなたは会議や面談で少数もしくは1対1で話をするとき、電話、オンライン、対面のどの方法が話しやすいですか?
コーチングは基本1対1で行う双方向の対話で、電話だろうと対面だろうとクライアントが安心して話せる場を作ることからセッションが始まります。例えば電話であれば雑音が入っていないかボリュームの確認、対面であれば席の配置(一般的に両者の位置関係が90度が話しやすい)や互いの距離感も確認したりします。
3つのコミュニケーションの取り方の違い
・電話…言語情報+聴覚情報(声のトーン・抑揚、話すテンポ)
・オンライン…言語情報+聴覚情報+視覚情報(表情、態度・姿勢、身なり、画面に映っているもの)
・対面…言語情報+聴覚情報+視覚情報+触覚情報(五感、第六感、空気感、肌感)
メラビアンの法則
アメリカの心理学者アルバート・メラビアンは、コミュニケーションを構成する3要素を視覚情報、聴覚情報、言語情報と設定し、これらの内どれが最もコミュニケーションに影響を与えているかを調べました。その結果、メラビアンの法則という視覚情報が55%、聴覚情報38%、言語情報7%という割合が導き出されました。すなわち、言葉の内容よりも顔の表情や声の調子の方が重要で、言語の持つ重要性はほんのわずかだと捉えることができます。
コミュニケーションの情報量の多さは対面>オンライン>電話ですが、場合によっては少ない方がいいこともあります。
電話のメリット
今ではコーチングはオンラインで行われることも少なくありませんが、以前は遠隔で行う場合は電話でした。私もコーチングを学び始めた頃は東京在住のコーチとコーチングセッションを行っていましたし、コーチングの授業もコーチ1人対生徒20人の電話でのクラスでした。メラビアンの法則の通り、私たちは誰かとコミュニケーションをとっているとき、自分が思っている以上に視覚情報を自然と取りに行っています。面談のように部下などの社員の様子を把握したいときは視覚で確認できる方が望ましいです。が、大事な言語情報が視覚情報でかき消されてしまうこともあります。また、オンラインセミナーを受けているとよく実感しますが、PC画面意外に目に入るもの(例:スマホ、メモ、デスク回りの散らかり)が気になってセミナーに集中できなくなった経験はありませんか。だから自分自身の心の声や自分の頭の中を整理しながら話をしたいとき(例:コーチングや難しい仕事の課題を考えたいとき)は敢えて視覚情報の無い電話で話をするのがおすすめです。
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