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人材育成|優勝請負人が実践し結果を出した選手育成方法

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人材育成|優勝請負人が実践し結果を出した選手育成方法

人材育成|優勝請負人が実践し結果を出した選手育成方法

2025/06/20

先日私が約7年間所属し、卒業後の現在はOBとして学びと交流の場として関わっている名古屋商工会議所の若鯱会主催の講演会に聴講に行ってきました。ゲストスピーカーは日本のプロ野球界で現役時代も監督時代もご活躍された名古屋出身の工藤公康氏。投手としては愛工大名電、そして西武ライオンズ時代は西武黄金期のエース左腕としてなくてはならない存在だっただけでなく、監督になってからは14度のリーグ優勝と11度の日本一に貢献した「優勝請負人」として知られています。

 

今回は「勝ち続けるための人財育成」がテーマということで、普段企業や個人(アスリート他)の人材育成をおこなっている私としては興味深く、実際に講演を聞いてみて内容としては私が常々意識して行っているクライアントとのコミュニケーションの取り方だけでなく勝てるチームづくりのアクションプランが企業でも参考になると思いますのでその辺りを3点に絞ってシェアいたします。

 

 

ユーティリティプレーヤー

ユーティリティとは様々な分野や状況で使えるという意味合いを持ち、ゴルフクラブではウッドとアイアンの中間的な役割を持つユーティリティがあります。工藤氏が育成に力を入れたユーティリティプレーヤーというのは、打てるだけでなく守備もしくは攻めでチームに機能する役割を担える選手ということです。そのような選手が増えれば戦術が増える、つまり勝敗を分ける場面で勝ちに持っていける勝負ができるということです。打てるだけではダメだし、守りに関しても「このポジションしか守れません」ということではいざという時に使えません。

 

私はこのユーティリティという言葉から多能工化という言葉がすぐ頭に浮かびました。1人の社員が幾つかの異なる業務をこなすことができるマルチタスクのことです。多くの企業は人材不足と言われ、現場社員が1人欠けると上司であるプレイングマネジャーがその対応に追われがちで、マネジメントが後回しになることがよくあります。でもユーティリティプレーヤーが社内にいれば、他部署からヘルプでその対応を代わりにすることができます。

 

メジャーリーグの大谷翔平はユーティリティプレーヤーの究極だと思います。工藤氏はそのレベルのことを言っているわけではなく、強みがあればその強みをとことん高めていくという考え方です。これはコーチングの考え方と共通している部分であり、苦手なところを時間をかけて克服するよりも強みを磨くことは本人も楽しく夢中になって高めることができますし、他の部分も自然と高めていくことができますので効率がいいでしょう。

 

最近ではジョブローテーションを導入している企業さまもいらっしゃいますが、本人が気づかなかった強みを知るという意味では他の業務を体験するというのはいいことだと思いますので、人材育成の中にいろんな仕事を体験させマッチングできるような制度を設けるのは1つです。

 

 

巡回コーチ

工藤氏は監督在任期間中もシーズンオフにはアメリカに行ってメジャーリーグ球団のGM補佐や監督に会って話を聴き、いいところを持ち帰りました。それが巡回コーチというもので、1軍、2軍に関わらず投手、野手すべての選手の情報を収集。それをGMらと共有しチーム編成を考え、チームづくりに役立てていきます。投手コーチは投手しか知らない、野手のコーチは野手しか知りません。部分最適はできてもチーム全体のバランスや戦略に落とし込むことに限界があります。巡回コーチによってチームと個々の強みや弱みを知ることができますし、選手としては2軍にいても「もしかしたらチャンスがあるかもしれない」と能力を高めようとモチベーションが上がります。

 

企業の人材育成は大企業であれば研修プログラムがしっかりしていますが、中小企業は研修の機会が少ないどころか直属の上司任せになりがちです。上司はプレイヤーとしては優れていても指導者には向いていない場合があります。またマネジメントに優れていてもプレイヤーとしての経験がないために指導ができないという場合もあります。よって、直属の上司に任せっきりにするのではなく、人事部あるいは他部署と人材育成チームを作って何人かで若手社員を育てていくというスタイルにすると人材育成のプランの選択肢が広がり、その社員の可能性も広がるでしょう。

 

 

選手の背景を知る

工藤氏は若手選手の育成のために、必要があればその選手の母校に出向いて野球部の監督から当時の選手の様子などを聞きに行ったそうです。また、直接選手とコミュニケーションを取り、その選手がどうなりたいのか、どうしたいのか、どう育てれば伸びるのかを考えました。これはコーチングで傾聴するときの意識としてやるべきことであり、私もコーチングでは「そもそも」というところから話を聴くようにしています。

 

工藤氏が選手時代によく監督から「何かあったらいつでも相談に来なさい」と言われていたものの、実際に監督に相談に行く人はチームの中にいなかったそうです。なぜならば監督になるような人は選手たちからすれば偉大な選手であり、とても相談しに行けないという心理が働いたからです。それを実体験として感じていた工藤氏は自分の方から選手側に降りて気さくに話しかけることをしました。

 

 

選手あるいは社員を育てる方法のヒントはやはりその本人が持っています。その人に合った育て方をコミュニケーションや1on1を行いながら諦めずに信じて育てましょう。

 

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