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落語からコミュニケーションを学ぶ

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落語からコミュニケーションを学ぶ

落語からコミュニケーションを学ぶ

2024/06/28

名古屋で寄席と言えば、大須演芸場。そこでビジネスコミュニケーションをテーマとした講演が、しかも松竹芸能所属の三代目 桂小春団治さん、いわゆる落語家が講師という珍しい講演を聞く機会がありました。ちなみに三代目 桂小春団治さんはNPO法人「国際落語振興会」設立者であり代表理事を務めていて、海外10数か国で公演するだけでなくニューヨークのブロードウェイやカーネギーホールでも公演したことがあり、日本の伝統芸能を広める活動をなさっています。

 

お笑いと言えばM-1グランプリなど漫才師、もしくは長寿テレビ番組の笑点の大喜利コーナーの出演者である落語家ですが、漫才が行われるのが演芸場、落語は寄席だったり、しゃべり始めて序盤に客席が興味を持ってもらうように一笑い起こす仕掛けを漫才は「つかみ」、落語は「まくら」と言うように違いがあります。小春団治さんはビジネス、仕事においても会話の中で「つかみ」が大事とおっしゃていて、それには相手の興味を引く仕掛けがあるといいということです。

 

元々落語はお寺の住職のお説教の際に、まずはじめに場を和ませる笑い話をしていたそうで、その笑い話だけでお金儲け、いわゆる商いが行われるようになったことから、笑い話専門の落語家ができたそうです。お説教を始める前に笑い話をしたのが話し手に興味を持ってもらうためであるということから、やはり相手が自分の話を聞いてもらうにはそう簡単ではないということと言えます。

 

小春団治さんは会話のきっかけとなる仕掛けを持っていて、例えばヴィトンで商品化されているわけでもないですがヴィトンのカバンをリメイクした雪駄をファンの人からプレゼンとされ、ヴィトンのⅤのロゴがあしらわれている雪駄を履くことで、初対面の人でもそれに気づいて話が自然と交わせるようになるとのことです。

 

ちなみに私は自己紹介の際は「ジョギング歴20年、全都道府県のフルマラソン走破まであと5県」という話をするようにしています。ジョギングやマラソンをしない人でもテレビでマラソンを見たことがある人は多くマラソンの過酷さは誰もが知っているので、「すごいですねえ、毎日走っているんですか?」「何時間でフルマラソンを走るんですか?」「練習で何キロ走るんですか?」など話しかけてくれます。なのでマラソンの話は私にとっての「つかみ」になっています。

 

 

あなたはどんな話の「つかみ」を持っていますか?

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