組織活性化|職場の心理的安全性に不可欠な要素
2023/06/02
新年度がスタートしてから1か月を過ぎた頃、GWが過ぎてから新入社員のフォローアップ面談をさせていただくことがあります。研修中には自分らしさを出すというより周りからの期待に応えようと背伸びして振る舞い、フォローアップ面談の頃には肩の力が抜け本来の自分の姿を見せてくれます。なので入社して1か月は緊張のしっぱなしということがよくわかります。新入社員だけでなく既存社員も多少なりとも周りに認められているかどうか、自分は受け入れられているかどうかをチームとの関係性の中でアンテナを立てて測っています。自分がいる場所は自分にとって安全か危険かは職場に限らず生命を守る意味で本能的に察知できる脳のメカニズムがあり、そこがまず担保されないと組織に貢献しようという気(ワークエンゲージメント)にはならず、他には目が行かないしパフォーマンスが下がります。
心理的安全性のある職場の特徴にはどういったものがあるのでしょうか?
1.自己肯定感
職場の心理的安全性やチームワークの土台には、半分は「自分は受け入れられている」ともう半分は「自分は認められている」感が必要です。
<例>
・自分の強みがわかっている
・自分の強みを仕事で使えている
・職場やチームは自分のことを受け入れてくれている
・上司やリーダーは自分の話をよく聞いてくれる
・自分はこのチームの役に立っている
2.成長と貢献
いま自分がやっていることの意味や意義を理解し、仕事を通じての自己成長の実感が必要です。
<例>
・自分が仕事を通して成長している
・仕事上で多少失敗しても挑戦することを応援されている
・何のために仕事をしているのか、仕事の意義をいつも意識できている
・チームの成果は世の中の役に立っている
3.相互理解
一緒に働いている人のことをお互いに知っていれば、相手の言動に対しいちいち反応したり気にする必要はありません。
<例>
・お互いの家族や趣味などのプライベートなこともある程度知っている
・お互いの強みを活かし、弱みを補い合っている
・自分とウマが合わないチームメンバーに対しても、その働きに感謝している
・相手のことをより深く多面的に知り続ける努力をしている
4.共有と発展
情報共有するのと不公平感や被害者を作らずに職場・チームがいい方向に向けて発展し続ける姿勢が必要です。
<例>
・大半のことは現場で決定していく権限が与えられている
・メンバー各自が得た情報を即座にシェアできる仕組みがある
・お互いの顔が見える空間の中で仕事をしている
・チームの将来について夢や期待を自由に話す場や機会がある
5.ユーモア
笑顔や冗談が話せるくらいの和やかで明るいムードは前向きになり、ちょっとした辛いこともみんなと一緒に乗り越えられます。仕事中でも雑談はチームの潤滑油になります。
<例>
・頑張っているのは自分だけじゃなく、みんなも頑張っていると思う
・今起こっている問題について自由に話せる場や機会がある
・忙しい時でもチームの誰かが笑いとユーモアで緊張を解いてくれる
チームの雰囲気が暗かったり、職場で笑顔が少ない職場の経営者さまはとくに心理的安全性について考えてみましょう。
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