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管理職の男女比率|課題と実際のギャップ

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女性管理職を育てるには|朝ドラ「舞いあがれ」にヒントあり

女性管理職を育てるには|朝ドラ「舞いあがれ」にヒントあり

2023/02/03

政府が2021年の調査で13%だった女性管理職の比率を、20年代の早期に30%とする目標を掲げることに。女性管理職は業種によって多い少ないがあり、保険や小売業は20%以上であるが、輸送機器や機械などは4~5%程度にとどまり、全体として非製造業の方が女性の登用を進めている傾向がうかがえると新聞記事にではまとめられていました。

 

アンケート調査「女性管理職を増やす上での課題」

・社内全体の意識改革 65%

・女性人材の不足 55%

・男性の意識改革 48%

・家庭と仕事の両立支援 46%

・女性の意識改革 46%

・長時間労働など働き方改革の推進 45%

・育成システムの整備 43%

 

先日、名古屋に本社を置くサービス業の社長さんとお話をする機会があり、女性管理職について聞いてみたところ、「男性、女性と分けて考えたことがないが、女性がビジネスシーンにそもそも少ない」とのことでした。女性である私もそれは会社員時代から感じていましたし、その頃と今もあまり変わっていないような気がしています。ただ、私が代表を務めているジョギングクラブでは男性よりも女性の方がコミュニケーションを活発にし、場を活性化してくれるのは女性の方が多い気がしています。

 

朝ドラ「舞いあがれ」のめぐみ社長

現在放送されているNHKの朝ドラ「舞いあがれ」は東大阪のねじ工場を病死した前社長、夫の後を継いでヒロインの娘と社長になった母が立て直すというストーリーですが、前社長が亡くなる前までは一歩引いて夫を支えており、夫が亡くなった後はこのお母ちゃんで社長が務まるのか?という心配がありましたが、「私が責任を持ってやらないと」という覚悟と経営者としての経験を積むことで、社長の顔になってきました。また、女性ならではのリーダーシップというのも発揮しています。部下、従業員の意見をしっかり聞いた上で判断・決断するという姿勢です。ねじのこと、ものづくりの現場のことは知らない社長でも十分管理職、社長職を務めることができることのモデルになっているように私は思います。もちろん、これはドラマの話ですが、実際にある工場を多く取材し、めぐみ社長と同じ境遇の女性社長もいるようですので、朝ドラですが「プロフェッショナル」を見ているようです。

 

前置きが長くなりましたが、何を伝えたいかと言いますと、アンケートにある「意識改革」を「意識が変わる仕事の与え方をして改革する」ことがポイントです。人は責任を与えられれば成長するものです。めぐみ社長がそうであるように、私もほぼ未経験でしたが新規事業のプロジェクトリーダーを務めたことがあります。一番私が会社員時代に成長できたと感じたのはその頃でした。これは男女関係ありません。「こいつはリーダーには向かないから」と任せないのではなく、チャンスを与えてコーチのように伴走してフォローすれば、自覚が生まれ行動が変わり自他ともに意識も変わってくるはずです。

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