ここ2週間で近未来について学んだこと
2026/03/13
仕事というのは何かを作ったり、売ったり、提供するなどアウトプットすることが主ですが、アウトプットばかりでは気づきや学びがなくなり、変化や成長できないままに終わってしまいます。私も仕事柄人前で話すことが少なくなくアウトプットしますが、ときにインプットが必要と思い読書をするようにしています。ただここ2週間でセミナーなど勉強会に参加する機会が幾つかあったので、自分の中で整理するためにも簡単なものですがまとめようと思います。
AIコーチング
日本国内のコーチングのトップリーダーであり、私がコーチングを学んだ際のプログラムを提供している会社であるコーチエイはAIコーチングの推進に取り組んでおり、すでにAIコーチングのサービスを行っています。
ChatGPTやGeminiなどの生成AIを使ったことがある人は多いと思いますが、それらは私たちがわからないことを教えてくれる、つまり人間のためにAIが即座に答えを出してくれます。でもAIコーチングはその逆でAIが人間に問いを与えて考えさせるものです。チャッピーを使ったことがある人ならおわかりと思いますが、自分が求める最適解を得るには、プロンプト(問いや文脈)が重要であると同じように、AIコーチングもクライアントとなる人間に対してその人に合う問いを立てられないと成果を出すことができません。コーチエイではそれをコンテキストといい、例えば仕事の成果を出すという目的のコーチングであれば、その人のパーソナルや取り巻く環境などの情報がなければなりません。
AIコーチングのいいところは、何でも話せるという点、膨大なコーチングセッションデータが蓄積され、リアルな状況をレポートとして導き出すことが可能な点であり、対処すべき真の組織課題が浮き彫りになり、対策を打つことができるということです。また、1人のコーチが全社員をコーチングするのは物理的に難しくてもAIなら自分がコーチングを受けたいタイミングで受けることができます。また、AIコーチングはコーチングの練習になるらしく、部下を想定したAIと壁打ちというのもありです。
私のようなコーチがいなくてもAIがやってくれるなら、もはやコーチは職業として成り立たないのか?といえばそうではなく、コーチエイは人によるコーチングとAIによるコーチングの掛け合わせが成果を最大化するという見解を示しています。AIでは気づきにくい微妙な感情の変化の読み取りや感情的なサポートや共感を与えることは人間の強みとするところです。また、AIに対してコミットしても強制力はありませんが、人間に対してだとそれを守ろうとする意識が生まれます。
そもそもコーチングがよくわからない、1on1をやろうとしても雑談で終わってしまうなど、答えを与えるのではなく問いを与えるアプローチのイメージが湧かない人はプロコーチにコーチングを受けてみることをおすすめします。
ナイトタイムエコノミー
ナイトタイムエコノミー推進協議会の理事など有識者を講師に据えた名古屋を余韻都市にするには何が必要か?というシンポジウムからの学びですが、まずナイトタイムエコノミーとは夜間に行なわる経済活動のことです。例えば名古屋城がある名城公園にIGアリーナというスポーツやコンサートが開催できる施設が昨年できましたが、観光客やIGアリーナに訪れた人が用が済んだらすぐ帰るのではなく、栄や名駅で余韻を楽しみ、「また名古屋に来る」「次は名古屋に泊まる」というリピートを増やしたり、滞在日数を増やすことで地域活性化に寄与する狙いがあります。
名古屋は中部圏の玄関口であり、それ故に伊勢志摩や飛騨高山、金沢など北陸へ行く際の経由地になりがちです。今年9月には名古屋・愛知でスポーツイベントのアジア大会が開催されます。アジア各国から名古屋にインバウンドが来る大きな機会ですので、名古屋でもう1泊しようと思える文化的・社会的な魅力があることが望ましいということです。
私はこの話を聞きながら、自分がフルマラソンの遠征で全都道府県を訪れ、県庁所在地など各県の主要都市に行っていることから、国内でナイトタイムエコノミーにつながっている都市はどこかなと思い浮かべました。まず出てきたのが屋台がある福岡です。博多駅~中州~天神は歩くと多少距離はありますが、屋台が連なっていることでブラブラ歩きが苦にならずに街ブラそのものが観光でありグルメも楽しめます。そしてもう1つはアーケードがある金沢、熊本などです。主要駅から繁華街(城や公園もある)まで距離はあるもののアーケードがあることで遠さを感じず、そこ一帯で時間をかけて文化もグルメも楽しむことができます。
私は普段、名古屋のマラソンの聖地と言われる名城公園でジョギングクラブの練習会を開いているので感じるのですが、せっかくIGアリーナができてもジョギングを楽しむ人とのつながりがまだできていないですし、IGアリーナ~金シャチ横丁~名古屋城のつながりも乏しく見えます。金シャチ横丁が夜も活気づくよう導線をつくってもらえるといいかなと個人的に思っています。
スーパーモビリティハブ
昨年の大阪関西万博で空飛ぶクルマのデモンストレーションが行われたのも記憶に新しいところですが、世界の幾つかの国がドローンや空飛ぶクルマなどの次世代エアモビリティの実装に向けて取り組みが進んでいます。名古屋商工会議所は2025年3月に名駅スーパーモビリティハブ構想を発表し、名駅が陸上交通手段だけでなく、空の交通含めたすべての交通手段が集まるハブ機能を持つ拠点と定義しました。私が参加したシンポジウムでは中部圏の可能性や社会実装の最新動向を聞くことができました。
名駅がモビリティハブになることの狙いは前述のナイトタイムエコノミーと関連するのですが、単なる乗り換え地点ではなくハブでの活動、いわゆるデスティネーション化のようです。リニア新幹線が開通すると名古屋から東京が40分、大阪までは30分もかからずアクセスできるわけで、東京圏と大阪圏を含めたスーパーメガリージョンが形成されるということです。観光だけでなくものづくりとしての経済エンジンを担うハブとして、あるいは防災の機能も担うことが可能だそうです。
世界で空飛ぶクルマの機体開発は航空会社や自動車メーカー、新興メーカーがしのぎを削っているところですが、技術、資金、認証、インフラ、市場の5つのハードルが高いらしく開発途中で破綻、開発中断などの機体メーカーが出てきているため、実装に有力な機体メーカーは世界で7社(日本では新興メーカーのスカイドライブ)と少数になってきています。いまのところ2040年頃には空飛ぶクルマが当たり前の世の中を作るという方向性が示されていますが、社会情勢の影響を受けるところが大きいので、いろんなシナリオは想定し開発が進められるとのことです。
私は20歳代前半にバブルを経験したザ・昭和世代ですが、その頃にパソコンや1人1台携帯電話を持つことは想像もしなかったですし、今やコンビニ・スーパー、飲食店では非接触で買い物やオーダー、精算ができるという時代です。なので15年後の2040年が本当にドローンや空飛ぶクルマが上空を飛んでいても不思議ではない話です。私個人的には15年後は遠すぎるのでまずは2030年を見据えて、時代の変化についていけるフットワークの軽さと柔軟性、アンテナを持たないといけないと気づかされたインプットでした。
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